◎日本におけるおむつなし育児の展開
・2006年度 津田塾大学 三砂ちづる教授がおむつなし育児を提唱。トヨタ財団の助成による研究「赤ちゃんにおむつはいらない〜失われた身体感覚を求めて〜」。
・2008年度 研究の一環である「快適!おむつなしクラブ」へ全国から40組の親子が参加し、初の実践を試みる。「自然育児友の会」会報誌で呼びかけられた。
・2008年8月〜現在まで、全国紙や地方紙に掲載され、テレビ、雑誌などにとりあげられる(「メディアで紹介」参照)。
・2009年度 全国でおむつなし育児のシンポジウム開催(三砂研究室主催)。
・2009年 おむつなし育児の関連書籍が3冊発売される。三砂ちづる編者『赤ちゃんにおむつはいらない~失われた育児技法を求めて~』(勁草書房)、クリスティン・グロスローの翻訳本『おむつなし育児』(柏書房)、ローリー・ブーケの翻訳本『親子で楽しむ!おむつなし育児~0歳からできるナチュラルトイレトレーニング~』(河出書房新社)。
・2009年 アズマカナコ『布おむつで育ててみよう』(文芸社)。
・2010年 岸下未樹『はじめてみませんか 布おむつ&おむつなし子育て―ナチュラルかわいい』(主婦の友社)。
・2011年 西山由紀『やってみよう!おむつなし育児』(柏書房)。
・2012年〜2013年 NHK文化センター梅田教室(大阪)で「おむつなし育児」講座担当(京都サロン)。
・2013年度
−はじめて医学監修入りのおむつなし育児の本が出版される。その後増刷され、好評を得る。三砂ちづる『五感を育てる おむつなし育児』(主婦の友社)。さいたま市立病院小児外科部長 中野美和子医師による医学監修。
—松本香織『ふんどし育児』(春秋社)。
−秋に、2008年度の研究に参加した母親が全国で開催中のおむつなし育児の会が「おむつなし育児研究所○○サロン」と改称。千葉サロン、福岡サロン、東京サロン、京都サロン誕生(以下、東京サロン、京都サロンなどと略す)。
−せたがやエコチャレンジ「布おむつでエコ会議中の赤ちゃんたち」区webページ掲載(東京サロン)。
−世田谷こども基金助成事業 世田谷美術館での講演会や赤ちゃんサロンを実施(東京サロン)。
-講演会「日本に伝わるおむつのお世話」東京都世田谷区玉川総合支所地域振興課主催。
・2014年度
—環境省のESD環境教育プログラム開発「日本に古くから伝わる赤ちゃんのお世話で美しい地球をすくおう」(東京サロン、京都サロン共同開発)
—日本科学未来館企画展「トイレ、行っといれ!」エリア5の企画監修協力(おむつなし育児研究所、東京サロン、京都サロン)。会期中25万人が参加し、海外メディアでも紹介される。おむつなし育児ブース出展。
–「DO YOU KYOTO?」「京と地球の共生府民会議」「ごみ減量推進会議」構成団体となる(京都サロン)。
-「鴨川納涼2014」(京都府主催)の環境ブースに出展(京都サロン)。
–文化庁「市民等からの文化力」登録承認団体となる(東京サロン、京都サロン)。
–京都市ごみ減量推進会議「市民等からの提案によるごみ減量モデル事業」としてブース出展やワークショップを開催し、5万人にPR(京都サロン)。
-「おむつなし育児アドバイザー養成講座」を実施し、助成事業を行う。初の試みとして助成事業の際に評価される(京都サロン)。
-東京につづき京都でも「おむつなし育児&布おむつ祭り」開催((株)リッチェル、(株)オムロンヘルスケア、などの協賛を得る。新聞・ラジオ・TVにとりあげられる。(公)京都オムロン地域協力基金の助成事業。
–「第12回京都環境賞奨励賞」受賞(京都市主催)、「第3回京の公共人材大賞最優秀賞」受賞(京都府主催)(おむつなし育児研究所京都サロン)
–シンポジウム「保育所だからできる!おむつなし育児」(三砂ちづる研究室主催)。東京都府中市で実施され、全国から200人が集う(文科省科研)。
・2015年度
-「キリン福祉財団」(東京サロン)
-「こどものゆめ基金」小学生対象の教材開発「はやね はやおき うんちよし!」(東京サロン)。
-「赤ちゃんようこそ!フィンランド・KYOTO育児パッケージ展」の開催(東京都世田谷区「おてあて」)東京サロン主催。
–文化庁「伝統文化親子教室」助成事業「昔のくらしを体験してみよう!」を実施予定。会場は町家「ちおん舎」と建仁寺(京都サロン)。
–京都市ごみ減量推進会議「平成27年度市民等からの提案によるごみ減量モデル事業」二年目採択される(京都サロン)
ー介護雑誌『Bricorage』ブリコラージュで、おむつなし育児が特集される
−雑誌『VERY』7月号、雑誌『AERA with BABY』8月号でおむつなし育児が特集される。
-(公)全国私立保育連盟の機関紙『保育通信』6月号(2015 no.722)におむつなし育児が全10ページにわたり掲載される。全国で約12000ある保育園のうち、約9000の園で定期購読されている。
—「“未来へつなごう”京都市環境・生きものセミナー」の会場で、「第12回京都環境賞」受賞団体の活動紹介のパネル展示。京都サロンの活動も紹介される。京エコロジーセンター、京都市役所本庁舎正面ロビー、ゼスト御池で展示。
−世田谷こども基金助成事業2年目が採択され、9月に世田谷美術館で講演会及びサロンを2回実施予定(東京サロン)。
−「フィンランドの子育て&KYOTO発赤ちゃんにやさしいエコな子育て」@恵文社(京都市)でフィンランド大使館の協力のもと開催。「京都新聞社会福祉事業団子育て仲間を応援」助成事業(京都サロン)。
(略:東京サロン=おむつなし育児研究所東京サロン。京都サロン=おむつなし育児研究所京都サロン)
*ふたつのサロンからの情報が中心になっていますが、他にも全国各地で行政や企業と結びついた展開がなされています。
*ここに掲載すべき!と思われる補足情報がありましたらぜひご連絡ください。