赤ちゃんでもできる
赤ちゃんといえば、おむつ。
紙おむつに布おむつ。でも、それだけじゃない。
パンツもあるし、おまるやトイレもある。
生後まもない赤ちゃんでも、 大人が手伝ってあげればおまるやトイレでおしっこやうんちが出来ます。
日本では、紙おむつが広く普及するまでは、昔から、そんな風にして皆赤ちゃんを育てていたそうです。
赤ちゃんが気持ちいい ママもパパも嬉しい
ときには赤ちゃんだって泣きたい日もあるでしょう。
でも、赤ちゃんの欲求に応えながら育てると、赤ちゃんは泣く理由がないのでほとんど泣きません。
子どもたちがおだやかで機嫌がいいのです。
排泄をきっかけに、赤ちゃんと一緒に心地よい贅沢な子育て期間を味わってみませんか。
保育園に預ける予定の人も、育休中の赤ちゃんとのきずなが深まります。
そして、誕生から0歳、1歳、2歳、と育児がうんと楽しくなります。
0歳からのおまるで体も心もすこやかに
小さいときからおむつの外で排泄させる利点はいっぱい。
■毎回すっきりと出しきるので、体に良い。おむつかぶれや便秘予防になる。
■欲求を理解しようと思って接してもらえるので、情緒が安定し、こころの健全な発達にも良い。
■紙おむつでも布おむつでも、使用量が減るので環境にもおさいふにもエコ!
■そして、何より、ママやパパが子供をよく見るようになるので、まだお話できない赤ちゃんと通じ合える感覚が味わえます。赤ちゃんはもちろん、周りの大人も嬉しくなって、子育てに楽しみが増えます。
昔ながらの子育て
この育て方、英語ではElimination Comunication(排泄コミュニケーション), 仏語ではHygiène Naturelle Infantile(直訳すると、子どもの自然な健康法)
日本では、「おむつなし育児」と呼ばれ, 先進国で見直されています。
「おむつなし」とはいっても、おむつをするかしないかはそれほど問題ではありません。
これは、排泄をきっかけとしたコミュニケーションであり、赤ちゃんが生まれながらに持つ排泄感覚を失わせないようにしながら、健康に育てるやり方です。
ほんの数十年前まで日本でもふつうに行われていました。今も世界各地でつづけられています。
赤ちゃんに寄りそう

どうしたらもっと気持ちよくさせてあげられるかな、と赤ちゃんの気持ちに寄り添ってみましょう。
必要に応じておむつも使いながら,現代日本の住宅環境にあったやり方を探っていきます。
工夫を重ねるうち、赤ちゃんのことがもっとよくわかるようになって、小さな人との暮らしが豊かになります。
紙や布のおむつを使うときも、「おむつなし育児」を合わせてすれば、赤ちゃんは嬉しいし、ママやパパは片付けが楽ちん。それになんだか楽しくなる。
目をかけ、手をかけた分だけ、愛おしさが増していくのです。
排せつから広がる育児
排せつに気をつけると、赤ちゃんの体調や成長が敏感に感じられます。
出るものに目をむけていると、自然と、授乳やママの食事など体に入れるものにも目がいくようになります。
生活リズム、とことん遊ばせること、環境、トイレに行く快感・・・!
たかが、おしっこやうんち。されど奥は深いのであります。